ある日うまれた小さなあおむし
おそらのおひさまに恋をした。
いっぱい、いっぱいごはんをたべて
いっぱい、いっぱいおおきくなって
いっぱい、いっぱい「すき」って言って
「おひさま、おひさま。
あとなんかい「すき」って言ったら
ぼくの声はあなたのなかの
心のまんなかにとどくんですか?」
なんかい、なんかい聞いたって
おひさま、へんじをしてくれない。
ある日あおむしさなぎになった。
おひさまにこにこ笑ってた。
ある日あおむしちょうちょになった。
おひさまにこにこ笑ってた。
ちょうちょはひらひらとんでった
おひさまの所にとんでった
そこではじめて
おひさま言った。
「あなたがいっぱいおおきくなって
ここに来るのを待ってたの。」
おひさま笑った。
ちょうちょも笑った。
そんな絵本をぱたんと閉じた。
僕にとってのおひさまは
いつになったら笑ってくれる?
僕は一体いつになったら
ちょうちょになって飛んでいける?
僕は顔をあげました。
僕にとってのおひさまが
きらきら笑って見てました。
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