投稿日:2010-01-25 18:01:26
さしのべられた手をひとつ
思いえがけば意識は遠く 沈むだけ
胸の底から限りなく
吐き出す息が上に登ってく、まといつく
街は眠たげな灰色で
直線だらけのあたたかさ
だれもがわたしを見るけれど
だれもわたしを見はしない
視線の絡まぬ電車に乗って
アパートたちは白い壁
知ろうとしない罪を知り
knowから逃げる足音軽く 限りなく
街は吐息にふわり包まれ 並べられ
濁る空気に耐えられなくて 息絶えて
足音絶えて 身も絶えて
肩ごしのビルに夕日が沈む
ああ、遠くの日常さえも、彼を恨む。
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